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第1回父母らの会のご報告

A.Session Before Dinner

 「ボーディングスクール父母らの会」の発足会及び第1回会合を
2002年2月22日(金)ホテルオークラ「清流の間」にて午後18時30分より開催致しました。

定員を遥かに越える申込みがあり、多くの方にお断りをしなければならなかったことは大変申し訳なく思います。今後は会員になられた方を第一優先にして、ボーディングスクールに子供を送りたいと思っておられる父母の方、あるいは現にボーディングスクールに子供を送っている父母の方、またはボーディングスクールに真摯な関心を持っておられる方に参加していただきたいと思っています。

1.会の名称

 発起人代表石角完爾から「ボーディングスクール父母らの会」の設立趣旨について説明致しました。

 「父母らの会」と「ら」を入れたのは、現にボーディングスクールに子供を送っている父母だけに限定しない、という意味です。将来子供を送りたいと思っている人、あるいは転校の可能性のある人や真摯な関心のある人も含めるという意味で「ら」を入れました。英語では「Parents' Club for Boarding Schools」(略称PCBS)と「for」という形でこの意味を全て含めています。

2.会の性格

 会の性格はNPO、即ちNon-Profit Organizationであり、営利を目指さない団体と致します。

3.会員名簿

 名簿の完備。会は懇親の意味を込めて会員相互が親しくなるために全てFirst Nameで呼び合うことにします。First NameとE-mail Addressは会員相互間に名簿という形で公開致します。Websiteでは誰でも見れるため公開しません。

 Last Name、住所、電話番号、FAX番号は会員相互間でも非公開と致します。唯、会員相互が親しくなって名刺交換をされるなどは全く自由です。

4.会員資格

 会員資格は「会」に出席した人、又は入会申込書を提出した人となります。「会」に出席したことのない人の入会金は1000円となります。入会手続をいただかないと優先的に「会」のご案内を差し上げられません。第1回の「会」に出席された方は、入会金1000円は免除と致しました。また、「会」に出席された方は自動的に会員となられ、今後も会に優先的に出席していただけるように配慮致します。

5.会の目的

 会の目的は色々とありますが、会員相互によるボーディングスクールの情報交換がまず第1番目の目的です。ボーディングスクールは全米で
350校もあり、それぞれ違った特色を持っています。これからボーディングスクールに子供をやろうと考えておられる方には、この会に出席すれば、現にボーディングスクールにやっておられる父母の方から色々なボーディングスクールの情報が得られます。

 また現にボーディングスクールに子供をやっている父母の方もその子供が学校が合わないと転校するかもしれませんので、その時に色々な他のボーディングスクールのことを知っていることは大変有利です。

 また現にボーディングスクールに子供をやっておられる方でも将来そのお子様の兄弟姉妹や、あるいは遠い将来そのお子様の子供、即ちお孫様がボーディングスクールに行くことも十分考えられますので、やはり色々なボーディングスクールの情報を得ておくことは大変参考になると思います。

6.学校別相談者体制

 日本のような偏差値による画一的な学校ランキングはありませんので、子供に合っているかどうかが学校選びの要素となります。そこで、どのボーディングスクールがどんな特色を持っているかを知っていないと学校選択はできません。

 こういった趣旨から、「父母らの会」では、ボーディングスクール校別の相談者体制を整備したいと思っています。この学校のことについては誰に聞けば良いのかという相談者を作って行き、会員が気軽にE-mailで相談することができるようにしたいと思っています。

 相談される方は、まず事務局にご連絡下さい。相談者をご紹介致します。

7.ボーディングスクール選び

 また「父母らの会」では将来ボーディングスクールに送りたいと思っている父母の方が、そのお子様にマッチするボーディングスクールはどのボーディングスクールかということを、ご自身の目と耳で探索していただけるように強力なバックアップ体制をひきたいと思っております。

8.入学支援

 入学実現(入学試験というものはありませんが)への強力な支援活動も行いたいと思っております。

9.失敗のない学校生活のために

 失敗の原因は、その学校が会わないということ。日本人生徒でも落第したり退学したりする者も多くいます。そうなる前にさっさと転校するのが賢明かも知れません。

 現にボーディングスクールにお子様をやっておられる方については、卒業までに無事に過ごせ、実りある学業成績が達成できるよう会員相互が情報交換をし、失敗のないボーディングスクール生活をお子様が送れるように、父母がしっかりとした情報を得るように務めたいと思っています。

10.カレッジカウンセリング支援

 「父母らの会」では全米に3500もあるカレッジの中から、どういうカレッジが良いのかということについて、ボーディングスクール出身者で現にカレッジに通っているお子様をお持ちの父母からの情報提供を行って行きたいと思います。

 カレッジ・カウンセリングはボーディングスクールのCollege Counseling Officeが行うところですが、良い大学に進学するためには父母の協力がなければなりません。その父母の協力の基礎固めとして、父母らの会はカレッジ・カウンセリングに関する相互の情報交換を行って行きたいと思っております。

 特にアメリカの大学は日本と違い、毎年どの大学も入学者希望者の数が増え、入学の難易度が年々高くなって来ています。手抜かりのない入学準備をするためには父母がしっかりとしたカレッジサーチの知識を持っている必要があります。「父母らの会」では体験者を通じ、こういったノウハウも共有して行きたいと思っています。

11.予習塾

 またボーディングスクールに入学が決まったお子様が、日本の学校卒業の3月からボーディングスクール入学までの9月までの間、必要な事前の準備が出来るようアメリカのボーディングスクールで9月から使われる教材を使って予習できる予習塾を設立したいと思っています。現在塾の先生になってくれる人を探しています。お心当たりの方は是非E-mail下さい。塾の先生になっていただける方は、アメリカのボーディングスクールで使っているEnglish、U.S. History、Math.、Scienceなどの教科書に沿って、基本的には英語で教えてくれることができる能力のある人です。当然その先生には授業料をお支払いしなければなりませんが、場所につきましては会員の東京リーガルマインド(LEC)の反町社長から教室の無償提供のお申し出がありました。

12.Website News Letter

 「父母らの会」はこのNews Letterを随時更新して行きますので、会員の方やどなたでもアクセスしてくだされば結構です。

13.相互親睦

 そして何と言っても「父母らの会」の重要な目的の一つは、会員相互が親しくなって交流の輪が広がることです。ボーディングスクールに子供を送っている父母らは、日本の教育の現状にダメ印をつけた人達ですから、基本的な考え方は話が合うと思います。話が合うものが交流の輪を広げていくことは人生を楽しくするものだと思います。相互に親しくなれば、会員相互で海外旅行なども計画し、ニューヨークのミュージカルやウィーンのオペラ鑑賞などに行くのも楽しいかもしれません。

14.今後の会合

 (1) 定例会

 「父母らの会」は年数回ホテルオークラで開催致します。次回は5月中旬を予定しています。具体的な日時が決まりましたらご連絡いたします。このWebsiteでもご連絡いたしますし、第1回の参加者の方には早めにご通知致し、優先的に申込受付をしたいと思っています。また入会申込をされた方にも優先的に次回の会合のご案内を差し上げたいと思っています。次回も定員に達し次第締め切ることとなります。

 (2) 臨時会

 またボーディングスクールのAdmission Officeの担当者やアメリカ人関係者が来日する場合に、臨時の会合を開き、皆様方が直接話を聞ける機会を持ちたいと思っています。

B.After Dinner Session

 以上のような発起人石角完爾の挨拶の後、約1時間ビュッフェスタイルの食事談笑の後、同じく石角完爾がJr. Boarding Schoolを中心に、ボーディングスクール全般につきスライドをお見せしながらお話し、特にMilitary School及びJr. Boarding Schoolについては詳しくお話致しました。

 また、2002年度の大学入学に関して各大学のAdmissions Officeが最も重視した入学審査基準の重要度1番から10番までを、アメリカの教育学界から得られた資料に基づきお話を致しました。

 会の終了は21:00でした。



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